元広島右腕、歴史的一戦でヒヤリ… あわや顔面直撃、米解説者も「うわっ」
ヤンキースのウルシェラが放った打球はライナーで顔面付近に…
■ヤンキース 17-13 Rソックス(日本時間30日・ロンドン)
29日(日本時間30日)に英国ロンドンで行われたレッドソックス対ヤンキースの一戦。長いMLBの歴史の中でも初の欧州開催ということで大きな注目を集めた一戦、両軍合わせて37安打30点を奪い合う大乱戦の末に、ヤンキースが17-13で勝利した。
この試合でレッドソックスの6番手としてマウンドに上がったのが、元広島のライアン・ブレイシア投手。6回に登板した右腕が、一瞬、肝を冷やす瞬間があった。
この場面は、先頭のサンチェスを中飛に打ち取り、1死とした後に起きた。1ボールからの2球目、ウルシェラが捉えた打球は痛烈なライナーとなり、ブレイシアを襲った。
顔面付近へと飛んできた強烈な当たり。右腕は瞬間的に顔を背けながら、グラブだけを差し出した。ボールはグラブの中に収まり、投手ライナーに。ヒヤリとする場面に、初のロンドン開催試合を観戦したファンからもどよめきが起こった。
この試合を中継していたスポーツ専門局「FOXスポーツMLB」の実況ジョー・バック氏と解説を務めたメジャー通算213勝、米野球殿堂入り投手のジョン・スモルツ氏も、この場面に驚愕した。
ブレイシアを痛烈な打球が襲った瞬間、スモルツ氏は「うわっ」と思わず絶句。実況のバック氏は「オーマイ! いったいどうやったら…… ウルシェラがレーザーをブレイシアに打ち返しましたが、彼はキャッチしましたか? キャッチしました。オーマイゴッド! 心臓がドキドキしていたでしょうね」と、直撃を避けられ、安堵していた。