18試合ぶりの先制21号ソロも空砲、SB松田「いい時なら勝ちにつながる」

あとの3打席は凡退、工藤監督は「打てば攻め方も変わる」

 16日の西武戦で2回裏に先制となる21号ソロを放った松田宣浩内野手。打った直後に「打ったのはまっすぐ。久しぶりすぎて、久しぶりすぎてよくわかりません」とコメントしたように、7月24日以来、実に18試合ぶりの一発となった。

「ホームランはチームに与える影響も大きい。それが勝ちにつながらなかったのは悔しい。(チーム状態が)いい時はこれが勝ちにつながる。そこを変えていきたい」

 あとの3打席は2三振を含む凡退に終わり、チームは4-6で逆転負け。松田は「勢いで勝負された」と振り返ったが、工藤監督は別の目線で3つの凡打を分析する。

「あの1本が出てからインサイドを攻められた。打つと攻め方も変わるし、打てなければ同じところを攻められる。(松田は)それを引き出しの1つにしてくれたらいい。彼(松田)くらいの打者になれば、来るコース、ボールが分かっていれば長打も打てるはずだからね」

 腰を痛めた内川聖一が2試合欠場するなど、チーム全体が元気をなくしつつある中で、チーム一番の熱男に待望の一発が出たことは間違いなく明るいニュースだ。札幌にこの勢いを持ち込むためにも、18日の西武戦(大阪)で2試合連続弾を期待したい。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY