台湾で「埼玉西武ライオンズデー」開催 現地で大人気「今後は選手間の交流も」

「ライオンズ」つながりで実施、限定ユニフォームは完売の人気ぶり

 西武が、7月30、31日に台湾の台南市立野球場で行われた「統一セブン-イレブンライオンズ」との友好記念試合で「埼玉西武ライオンズデー」を実施した。「統一セブン-イレブンライオンズ」の監督は、かつて西武でも活躍した郭泰源氏が務めている。2008年のアジアシリーズでも対戦経験がある両チームは、お互いのチーム名に「ライオンズ」がつくこともありまた埼玉西武(以下:ライオンズ)には台湾出身の選手が3名おり、台湾でのさらなる人気獲得などを狙い今回の、イベント開催となった。

 31日には、台湾球界でも活躍した渡辺久信シニアディレクターの始球式やトークショーが行われ、ステージには約200人のファンが詰めかけた。郭泰源監督と渡辺久信シニアディレクターは、アジアシリーズ対戦時の監督同士でもある。

 台湾では、パ・リーグTVで台湾向けに試合を配信していることもあり、日本の野球は認知度が高い。中でも、台湾出身の郭俊麟投手、C.C.リー投手、呉念庭選手が在籍するライオンズは、よく知られる存在だ。さらに、渡辺シニアディレクターが台湾の「嘉南勇士」在籍時、呉念庭選手の父親・呉復連氏(現・中信兄弟監督)とチームメートだったというエピソードもある。

 現地を訪れたライオンズ広報の増田貴由さんは「FOXスポーツ台湾で、大々的にイベントの様子が取り上げられていました。球場ではライオンズのTシャツ、ユニフォームを着ている人も多かったです。イベントでは、左袖にライオンズの球団旗があしらわれた限定ユニフォームを販売しましたが、完売するほどの人気でした」と話す。

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