前田健太、打率3割超えに「オオタニって誰?」6月は先発全試合安打&打率.571
1日のロッキーズ戦では第1打席で右安打、第2打席ではセーフティスクイズ
■ドジャース 10-5 ロッキーズ(日本時間1日・コロラド)
ドジャースの前田健太投手は6月30日(日本時間7月1日)、敵地ロッキーズ戦に先発し、今季8勝目はならなかった。3点リードで迎えた5回、勝利投手の権利まであと2アウトの場面で無失点のまま降板。代わった2番手投手が逆転を許し、前田には2失点がついた。結局、前田は4回1/3で3安打2失点で勝敗はつかなかった。
この日、5回途中でマウンドを降りることになった前田だが、投球だけでなく、打撃面でも大きくチームに貢献した。3回1死での第1打席では1ボール2ストライクからの4球目を弾き返して右前安打。2試合ぶりとなる安打を放ち、これで今季の打率は.300に。続くピダーソンの右前安打で三塁に進むと、ビーティーの一ゴロ併殺崩れの間に先制のホームを踏んだ。
さらに5回無死一、三塁の場面ではセーフティースクイズ。相手投手のエラーを誘い、チーム2点目を生み出した。5回途中で降板となり、この日は1打数1安打1打点1得点。今季の打撃成績を30打数9安打の打率.300と3割に乗せた。6月は5試合に登板し、うちDH制のない試合は4試合。前田はその4試合全てでヒットを打っている。
6月は3試合に代打でも出場しており、うち2試合は犠打を決めている。月間打撃成績は8打数4安打で打率.500、先発登板した試合に限れば、7打数4安打となり打率.571と、驚異の打撃成績を残している。
高校時代は名門PL学園で4番を務め、広島でも打力には秀でていた前田。ドジャース移籍後もデビュー戦で本塁打を放つなど非凡さを発揮していた。地元メディアでも、この前田の驚異の打撃成績に注目。ドジャース公式ブログ「ドジャーインサイダー」がツイッターで「マエダは得点し、打点もあげ、4回まで無失点としてロッキーズを1安打に抑えている。彼は今年、打率.300」と伝えた。
これには、ファンも喝采のコメントを寄せた。「オオタニって誰?」「マエダ=MVP」「MVP!!!」と、中にはエンゼルス大谷翔平投手と比較する声も。その言葉通り、圧巻の打撃成績には目を見張るものがあると言えるだろう。
(Full-Count編集部)