鳥栖トーレス、豪速球始球式にファンどよめき「こういう機会をいただき感謝」
投じたボールは打者の茂木の背後を通過「練習を積んでいかないと」
■ソフトバンク – 楽天(2日・ヤフオクドーム)
サッカーJ1サガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが2日、ヤフオクドームで行われたソフトバンク対楽天戦で始球式を行った。ソフトバンクと鳥栖が協力して行う「スポーツキッズプロジェクト」の一環として行われ、豪快なノーバウンド投球を披露した。
この日会見が行われて発表された6年目を迎える「スポーツキッズプロジェクト」。ソフトバンクの「鷹の祭典」用ユニホームカラー「チャンピオン奪sh!ブルー」の鳥栖用ユニホームを着用してトーレスはマウンドに上がった。楽天の茂木に対してのボールは、茂木の背後を通過する暴投となったが、予想以上の快速球にスタンドからはどよめきも起こった。
「もっとカーブを練習しないといけないね」と冗談めかしたトーレスは「練習して投げることを積んでいかないといけない。こういう機会を頂けたことに感謝していますし、光栄に思っています」と笑顔で投球を振り返った。
スペインでは野球はあまり知られたスポーツではなく、トーレスも「アメリカのリーグを見たことはあるけど、スペインではほとんどやらないし、知られていないよね。でも日本では近くにあるし、見て覚えていきたいと思っているよ」という。今季で現役を引退するトーレスは今後について「引退する前にできる限りの経験をして、野球も見て、経験していないことをやって楽しんでいきたいね」と語っていた。