大谷翔平、急逝したスカッグス投手に捧げる代打安打 悲劇から一夜明け技あり一打
スカッグス投手は2日に急死、大谷は2試合連続のヒット
■レンジャーズ – エンゼルス(日本時間3日・アーリントン)
エンゼルスの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、敵地レンジャーズ戦で7試合ぶりにベンチスタート。代打で登場し、前日1日(同2日)に27歳で急逝した同僚タイラー・スカッグス投手を追悼するヒットを放った。
大谷は9-4と5点リードで迎えた8回、1死一塁でグッドウィンの代打で打席へ入り、左腕セントジョンと対戦。追い込まれたからファウルで粘り、9球目のスライダーを右手一本でライト前に運んだ。技ありの一打で2試合連続安打とした。
スカッグス投手は1日(同2日)、試合開始予定時間の約5時間前にホテルの部屋で意識不明の状態で発見され、死亡が確認された。試合は急遽中止に。一夜明けたこの日はエンゼルスが会見を行い、試合も予定通りに行われた。
敵地での試合となったが、マウンドにはスカッグス投手の背番号である「45」の文字が刻まれ、スコアボードにも「45」を常に表示。試合前には黙祷が捧げられ、エンゼルスはダグアウトにスカッグス投手のユニホームを掲げた。さらに、選手は胸に「45」のワッペンをつけて試合に出場。大谷はベンチスタートとなったが、代打で登場して快音を響かせた。同じ「CAAスポーツ」と代理人契約を結んでおり、スカッグスと仲が良かった大谷。急逝した同僚に捧げるヒットとなった。
大谷は6月30日(同1日)の本拠地アスレチックス戦で、4回の第2打席で右中間に技ありの11号ソロを放つと、8回の第4打席では豪快な右越え12号ソロ。1試合2発は今季初、昨年9月5日(同6日)の敵地レンジャーズ戦以来298日ぶりだった。そして、この日は代打の1打席で結果を残した。
代打では試合前まで通算27試合出場で打率.304、2本塁打、4打点、OPS1.016。今季は4打数1安打1四球の打率.250で、これが今季2本目の代打安打となった。