鷹6連勝で独走態勢へ! 和田675日ぶり本拠地白星&デスパ満塁弾 楽天は5連敗
和田は7回を投げて4安打無失点の好投で、復帰後本拠地初勝利
■ソフトバンク 4-1 楽天(3日・ヤフオクドーム)
ソフトバンクが怒涛の6連勝を飾り独走態勢に入りつつある。3日、本拠地ヤフオクドームでの楽天戦。和田が復帰後最長となる7回無失点と好投すると、7回裏にデスパイネが均衡を打ち破る満塁弾。和田の675日ぶりの本拠地での白星で、2位楽天との差を4ゲームに広げた。
首位攻防第2ラウンドは息詰まる投手戦となった。ソフトバンク和田、楽天岸。両投手は6回までゼロを並べ続けた。復帰後4試合目の登板となった和田。初回を初回を3者凡退に仕留めると、2回には銀次、ウィーラーの連打で1死一、二塁のピンチを招きながら、辰己、太田を仕留めて無失点に切り抜けた。7回2死からウィーラーをこの日のちょうど100球目で空振り三振に仕留めると、グラブを叩きガッツポーズを作った。
その裏、ゼロ行進が続いていた味方打線がついに和田に援護を送った。明石、福田の連打とグラシアルの四球で満塁のチャンスを作ると、デスパイネが2ボール2ストライクからの5球目を叩き、18号グランドスラム。ここまで無失点と苦戦していた楽天先発の岸からついに先制点を奪い取った。これには、ベンチで見守っていた和田もジャンプと万歳で喜びを爆発させていた。和田は7回4安打無失点、5奪三振の好投で2勝目。8回を椎野が抑えると、最後は高橋純が締めて逃げ切った。
楽天の岸は1球に泣いた。和田と投手戦を展開し、6回まで無失点を続けた。だが、7回1死満塁でデスパイネに満塁弾を被弾。インコース目掛けたボールは真ん中低めに甘く入り、これを痛打された。岸は6回1/3を投げて9安打4失点で3敗目。打線も和田らソフトバンク投手陣の前に沈黙し、引き分けを挟んで5連敗となった。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)