ホークス&楽天が水害復興支援の募金活動 工藤監督「僕らが忘れちゃいけない」
工藤監督、武田らホークス勢に楽天の平石監督、岸らも協力 約15万円が集まる
■ソフトバンク – 楽天(4日・ヤフオクドーム)
ソフトバンクの工藤公康監督や選手が4日、試合前に平成29年九州北部豪雨災害者支援の募金呼びかけを行った。対戦相手の楽天からも平石洋介監督らが参加した。
募金の呼びかけにはソフトバンクから工藤監督、武田翔太、上林誠知、牧原大成、大竹耕太郎、釜元豪、甲斐野央が参加。楽天からは平石監督、岸孝之、小野郁、松井裕樹の4人が協力し、ファンからの募金を受け取った。試合前のわずかな時間にもかかわらず、400人を超えるファンが協力し、14万8299円が集まった。
奇しくも九州地方は前日まで南部を中心に豪雨に見舞われ、雨が上がってからも土砂災害などの警戒が続いている。工藤監督も「異様な雨でしたね」と心配そうな表情を浮かべながら2年前の災害について「僕らが忘れちゃいけないし、(支援を)続けることに意味があると思います。今日も朝倉や日田から来られた方もいて『ありがとうございます』と言ってくださいました」と語った。
また楽天の協力について「ありがたいこと。日本のどこで何が起きても協力し合うことが大事。僕たちも東北の皆さんのためにできることがあればやっていきたい」とした。なお、5日にはタマホームスタジアム筑後でも2軍公式戦(広島戦)前に募金活動が行われる。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)