青木宣親、連日マルチも守備で痛恨ミス 地元紙「アオキが獲るべきだった」
同点の9回に左中間へのフライを中堅と見合い、決勝点許す
連日のマルチ安打で8月の月間打率.368と好調なマリナーズ青木宣親外野手だが、21日(日本時間22日)本拠地でのブルワーズ戦で、同点で迎えた9回1死二塁に守備で痛恨のミスを犯してしまった。
3点リードで迎えた9回の守備。マリナーズは、この回からマウンドに上がったウィルヘルムセンが2被弾して同点に追いつかれてしまった。ヌノに投手交代し、1死二塁となった場面だった。打席に立ったゲネットの飛球が左中間に飛んだ。平凡なレフトフライに終わると見えたが、左翼の青木は直前に中堅マルティンに目を向けると捕球をためらい、打球はそのまま2人の間に落ちる決勝打となってしまった。
青木のプレーに限らず、挟殺プレーにミスが起きるなど、この回のマリナーズ守備は冴えなかったが、地元紙「タコマ・ニューストリビューン」電子版では、「アオキが獲るべきだった」と指摘した。さらに「アオキは打球を正しく読めなかった上に、2人の間に落ちた打球は決勝点を生んだ」と厳しい論調を崩さなかった。
記事によれば、青木は「(マルティンの)気配を感じてしまった。捕球に来るんだと思ってしまった」と通訳を介して説明したそうだ。
この日も4打数2安打1四球2得点と打席で大きく貢献した青木だが、最後の最後で痛恨のミス。チームは本拠地8連勝の快進撃を止めた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count