中日松坂、6回1失点7Kの好投! 下半身気にする仕草も、“復帰後初勝利”の権利
5回には無死満塁のピンチを招くも、後続を断って無失点に切り抜ける
中日の松坂大輔投手が5日、オセアン舞洲スタジアムで行われたウエスタン・リーグのオリックス戦に先発した。6回4安打1失点、7個の三振を奪う好投、1点リードでマウンドを降り、“復帰後初勝利”の権利を得た。
初回、先頭の根本に四球を与えた松坂。盗塁で二塁に進まれると、岡崎に右翼越えの二塁打を許し、いきなり先制点を奪われた。2回はトレードでオリックスへ移籍した元チームメート松井佑を空振り三振。稲富を二ゴロ、杉本を空振り三振に仕留めて3者凡退に封じた。
3回は根本、太田を連続三振に仕留めるなど2イニング連続で3者凡退に。4回も白崎に四球を与えたが、小田、松井佑を連続空振り三振に仕留めて無失点に封じた。
5回は先頭の稲富に左前へとポトリと落ちる安打で4イニングぶりの安打を許す。杉本にも痛烈な当たりで右中間を破られる二塁打を浴び、宜保には四球を与えて無死満塁となった。ただ、ここからが真骨頂。根本を一ゴロホームゲッツーに打ち取り、太田を遊ゴロ。無死満塁のピンチを無失点で凌いだ。
松坂は6回も続投。岡崎を捕邪飛に打ち取ると、白崎には中前安打。西野を一ゴロ、松井佑を中飛に打ち取り、この回も無失点に封じた。6回を投げて4安打1失点。7個の三振を奪う好投だった。時折、伸脚を繰り返すなど下半身を気にする仕草を見せながらも6回までマウンドに立ち続けて好投。6回を投げ終えた直後のベンチでは笑顔を見せるなど、表情は明るかった。
2月の沖縄キャンプ序盤にファンに右腕を引っ張られたことで右肩に炎症を発した松坂。その後リハビリを続け、5月28日のソフトバンク戦(タマスタ筑後)で今季初実戦マウンドに上がった。この試合を2回完全投球とすると、2度目の登板となった6月14日の阪神戦(甲子園)は4回4安打1失点と好投。6月21日の広島戦(ナゴヤ)では6回2失点、復帰後最多の108球を投げていた。
(Full-Count編集部)