M6.9の地震発生もド軍選手たちはほぼ気付かず 先発のカーショー「何も感じなかった」
守護神のジャンセンは「僕の気分が悪いのかと思ったよ」
■パドレス 3-2 ドジャース(日本時間6日・ロサンゼルス)
5日(日本時間6日)にロサンゼルスで行われたドジャース対パドレスの一戦。4回のドジャースの攻撃中に、ロサンゼルスから100マイル(約161キロ)離れたリッジクレストの北北東17キロを震源とするマグニチュード6.9の大きな地震が発生し、ドジャースタジアムも大きな揺れに襲われ、スタンドのファンも騒然となった。
4回2死でキケ・ヘルナンデスが打席に立っているところだった。突然、球場全体が大きな揺れに襲われた。両翼のポールは大きく揺れ、球場全体は騒然とした。ただ、試合は中断することもなく、何事もなかったかのように続行されていた。
ファンが騒然とする中でも試合は続き、試合後、デーブ・ロバーツ監督は「何が起こっているか分からなかった。フィールドでは本当に何も感じなかった。大きな騒ぎになっていたが、何が起こっているのか分からなかった。すぐに地震があったと聞いた。皆さんが無事であることを願います」とコメントした。
選手たちもグラウンド上ではあまり、揺れを感じなかったよう。先発したクレイトン・カーショー投手は「全く何も感じなかった。観客が大騒ぎしているのが聞こえたけど、人から聞くまでは何が起こっているか分からなかった」とコメントした。
また、守護神のケンリー・ジャンセン投手も「僕の気分が悪いのかと思ったよ。地震がおさまってほしいね。僕たちやスタンドの観客たちの方が感じたみたいだね。キケに聞いたら、何も感じなかったと言っていたよ」とコメント。オースティン・バーンズ捕手は「ベンチにいたけど、クレイジーだったよ」と語り、その揺れを感じたようだった。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)