西武、室内練習場や選手寮などの新施設公開 松井2軍監督「選手たちが羨ましい」
ブルペンにはトラックマンなども設置される予定
西武は8日、「新室内練習場・選手寮」「ライオンズ チームストア フラッグス」「オフィス棟」などを報道陣に向けて公開した。これは2017年12月から行われているメットライフドームエリアの改修工事の第1弾で、その他の設備も徐々に改修が行われる予定。公開に立ち会った松井稼頭央2軍監督は「素晴らしい環境で、(現役の)選手たちが羨ましい」と笑顔で語った。
これまで同様、若獅子寮、室内練習場(ライオンズトレーニングセンター)は1軍本拠地のメットライフドームに隣接。1軍の試合終了後に室内練習場に打ち込みに訪れる選手も多いことから、これまで2軍選手の数しか用意されていなかった寮のロッカーを増設した。
新室内練習場はバッティングレーンが4か所、ブルペンも5か所となり、それぞれのレーンの広さも倍増。複数の選手が同時に練習を行うことも可能になった。ブルペンにはトラックマンなども設置される予定だという。また、内野フィールドエリアは12球団最大級の広さを誇り、人工芝やアンツーカーなどはメットライフドームと同様のものを使用する徹底ぶり。
ファンが練習を見学できるエリアも設けられており、松井2軍監督は「プロ野球なので、見られないといけない。見られることで成長できるし、緊張感も出る。一人でも多くの方に見てもらいたい」とファンの来場を呼び掛けた。
「1軍の選手も一緒にできる施設なので、オフ(自主トレ期間)もどこにもいかなくていいんじゃないかと思えるくらい」と新施設にご満悦の松井2軍監督。「1軍の選手がここで打っていれば、2軍の選手はそれ以上に打たないといけない。相乗効果に期待したい」と“地の利”を活かしたチーム強化に期待を寄せていた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)