イチローの出場機会半減か? マーリンズが右打ち外野手フランコアを獲得
対左腕の試合で起用する予定、左翼と右翼が守れる12年目のベテラン外野手
イチロー外野手の所属するマーリンズは24日(日本時間25日)、レンジャーズも交えた三角トレードで、ブレーブスからベテラン外野手ジェフ・フランコアを獲得したと発表した。左翼と右翼を守るフランコアは右打者で、チームは左腕と対戦時に起用する方針で、イチローと出場機会を分け合うことになりそうだと、球団公式サイトが伝えている。
主砲スタントンが左脚付け根を痛めて戦線離脱中のマーリンズが補強に動いた。同地区で最下位に沈むブレーブスから、メジャー12年目のベテラン外野手フランコアをトレードで獲得した。レンジャーズも交えた3球団によるトレードで、マーリンズはマイナー捕手をブレーブスに送り、レンジャーズに国外選手との契約枠2つをレンジャーズに譲渡した。
記事によれば、マーリンズのマイケル・ヒル強化担当責任者は「スタントンが負傷し、パワーのある右打ち外野手が欲しいと思っていた。対左腕で起用できるし、時々イチローを休ませられる」と話し、左腕と対戦する時はフランコアを起用し、イチローと出場機会を分ける形になると説明したそうだ。
32歳のフランコアは、メジャー通算160本塁打、697打点を記録するパンチ力のある右打者。主に左翼と右翼を守り、今季はブレーブスで99試合に出場し、打率.249、7本塁打、33打点を記録している。
現在リハビリに励むスタントンは、早ければ9月下旬にも戦列に戻れる見通しだが、ヒル強化担当責任者は「打線の調子に波があるので、フランコアの加入がいい起爆剤になって、打線が波に乗れればいい」と期待を寄せたそうだ。
スタントンが離脱してから、先発出場が増えたイチローだが、今後は対戦投手が右腕の時のみ限定出場となる可能性も出てきた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count