阪神高山がプロ初満弾 新人6打点は球団史上初、DeNA3連戦で8安打7打点
3位DeNAとの3連戦で大暴れで0.5差に、金本監督「あれぐらいの力はある」
阪神・高山俊外野手が26日のDeNA戦(横浜スタジアム)で、プロ入り初となる満塁本塁打を放ち試合を決定づけた。新人では2012年・伊藤隼(阪神)以来のグランドスラム。この日、一発を含む2安打6打点の活躍を見せ「チャンスで打てたのが良かった。上のチームに勝てたのは良かったです」と笑顔を見せた。
圧巻の打撃だった。1点リードの4回2死満塁。初球のチェンジアップを完璧に捉えると、打球は右中間最深部に飛び込む5号満塁本塁打。「いったかなと思ったけど。試合も中盤だったので気持ちよかったとかはなかった」。常にクールな男は淡々と振り返った。
6回無死満塁で迎えた第4打席でも右翼線へ2点タイムリー二塁打を放ち、計6打点。新人の6打点は球団史上初の快挙だった。
24日から始まった3位DeNA3連戦は計13打数8安打7打点。クライマックスシリーズ進出に向け、ドラフト1位ルーキーがチームを牽引したといっても過言ではない。
猛打を振るう高山に金本監督は「あれぐらいの力はある。元々、長打を打てるタイプ。今は打球も上がってきた。その感覚を忘れてはいけない」と評価。チームは4連勝を飾り、3位とのゲーム差はついに「0.5」。逆転でのCSは目前に迫っている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count