大谷は「人々の想像を超えている」米の“公開謝罪”記者が前半戦を大絶賛

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

米ヤフースポーツのパッサン記者が語る大谷の前半戦

 エンゼルスの大谷翔平投手は、打率.303、14本塁打38打点、OPS(出塁率+長打率).924という好成績で前半戦を終えた。右肘靭帯再建手術の影響で、5月7日のタイガース戦で遅まきの“開幕”となったが、復帰後は目覚しい活躍を見せている。

 ルーキーイヤーだった昨季のスプリングトレーニングで不振だった際に酷評しながら、その後の二刀流としての凄まじい成績から潔く公開謝罪した米「ヤフースポーツ」の名物コラムニスト、ジェフ・パッサン氏はクリーブランドで行われているオールスターウィークでFull-Countの取材に応じて打者・大谷を改めて称賛。「オールスターにいるべきだ」と持論を展開した。

 パッサン氏は昨季のスプリングキャンプで投打に苦しみ抜いた打者・大谷について「高校レベル」と著しく低い評価を下していた。だが、開幕後の凄まじい二刀流センセーションを目の当たりにすると、「拝啓 ショウヘイ様 ごめんなさい、私が完全に間違いでした」というタイトルでコラムを執筆。自らの発言を謝罪していた。

 あれから1年が経過し、今では大谷を絶対的に評価する人間の1人となったパッサン氏。「あれは自分が完全に間違っていたんだよ」と爽やかにスプリングトレーニング時に記した批判記事について自ら切り出し、そして、今季の大谷の活躍ぶりに改めて賛辞を語った。

「故障から復帰後、彼は打者としての真価をまざまざと見せつけてくれる。彼は現在トミー・ジョン手術のリハビリの最中だということも忘れてはいけない。彼は全てのリハビリのプロセスを並行して進めている。その上で、素晴らしい打撃を見せてくれながらも、再び健康になることにも集中している。そこが現在の打撃成績をさらに素晴らしいものにしていると思う」

 打者として量産態勢に突入したようにも見える日本人スラッガー。キャッチボール、遠投、ブルペンでの投球練習など2020年シーズンでの投手としての復活に向けたリハビリプロセスを踏みながらも、打者として優秀な成績を残しているところへの驚きを口にした。

パッサン氏は「彼はこのオールスターゲームに出場すべきなんだ」とも

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