イチロー、4打数無安打で約3か月半ぶりに打率2割台に低下 マ軍は敗戦
8月は打率.208と低迷、ロイヤルズのダイソンは初回にスーパーキャッチ
マーリンズのイチロー外野手は25日(日本時間26日)、本拠地でのロイヤルズ戦に「6番・右翼」で今季最長タイの5試合連続スタメン出場も、4打数無安打。打率は約3か月半ぶりに3割を切った。マーリンズは2-5で敗れている。
相手先発は、イチローが過去16打数5安打の通算打率.313と相性のいい右腕ボルケス。2回の第1打席は2ストライクからナックルカーブを打ったが、力のない遊直に倒れた。第2打席は2点を追う4回、1死一、二塁で打席に立つもニゴロ。2死二、三塁となって、続くスクラッグスがサードへ強烈なゴロを打つと、三塁カスバートが横っ飛びで掴んだが、一塁への送球が乱れて失策となり一気に2者が生還。マーリンズが同点に追いついた。
しかし、ロイヤルズは6回に再び2点を勝ち越し。その裏の攻撃で、イチローは3度目の打席へ。2番手の右腕ヤングに対して、カウント2-2からスライダーを振って空振り三振。8回先頭では、過去8打数無安打と抑えられている4番手の右腕ソリアの前に二ゴロに倒れた。
ロイヤルズは3回にペレスの適時二塁打で先制。4回にエスコバーのソロで追加点を奪うと、同点の6回にはエスコバーの適時二塁打、モラレスの犠飛で2点を勝ち越した。初回にはイエリッチの大飛球をセンターの俊足ダイソンが背走し、フェンスを越えようかというボールをジャンプしてもぎ取るスーパープレーも飛び出した。超美技で長打を1本損した形のイエリッチも、信じられないといった表情を浮かべた。
マーリンズは2-5で敗戦。イチローは打率.298となり、5月16日以来、約3か月半ぶりに2割台まで低下した。8月は53打数11安打の打率.208と成績を落としている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count