青木宣親が28日に今季2度目のマイナー降格へ 米複数メディアが報じる
再昇格後は打率.316も…ブルペン補充でメジャー25人枠を空けるため降格へ
マリナーズの青木宣親外野手が、27日(日本時間28日)に今季2度目のマイナー降格になると、米複数メディアが報じた。青木は6月24日にメジャー5年目にして負傷以外で初めてマイナーに降格し、7月20日(同21日)に再昇格していた。
地元紙「シアトル・タイムズ」は26日(同27日)のホワイトソックス戦後、「マリナーズは土曜日(27日)に、ノリ・アオキの3Aタコマ降格を含む2人のロースターの変更を発表する予定」とのタイトルで記事を掲載した。マリナーズは中継ぎ投手を補充する必要があり、メジャー25人枠を空けるために青木が3Aに落とされることになるという。
記事では、「アオキの降格は一見、驚くべきことに感じるかもしれない」と指摘。青木はマリナーズに加入した今季、開幕から打撃不振に苦しみ、6月には打率.245、1本塁打、11打点で3Aタコマ行きを告げられた。しかし、同紙は青木が再昇格後、打率.316、5打点、11得点、出塁率.362、二塁打9本、三塁打1本の好成績を残していることを紹介している。
一方で、青木がこの成績をほとんど右投手相手に残していることに対して、相手先発が左投手の時には出場機会が限られているとも指摘。マリナーズはこの先の10試合中、少なくとも6試合で左投手と対戦することにも触れている。
また、MLB公式サイトも、中継ぎ補充のために青木が27日に降格になると報じている。さらに、新たな故障者として中継ぎ右腕のウィルヘルムセンが故障者リスト入りする可能性が浮上。その場合は、3Aで7試合に出場して打率.519、2本塁打、6打点と結果を残している元ソフトバンクの李大浩を再昇格させる可能性があるとしている。
青木は25日(同26日)のホワイトソックス戦で2度の美技を見せるも、4打数無安打に終わり、26日(同27日)の試合では9回から守備のみの出場に終わっていた。メジャー5年目は、試練のシーズンとなっている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count