危険な“タックル”で負傷のエ軍ルクロイ、交錯前後の記憶なし「ノックアウトされたよ」
米「ヤフースポーツ」がルクロイのコメントをレポート
7日(日本時間8日)の敵地アストロズ戦で、ジェイク・マリスニック外野手と交錯して負傷交代となったエンゼルスのジョナサン・ルクロイ捕手。ルクロイが脳震盪と鼻骨の骨折を負う一方で、危険な“タックル”を見舞う形となったマリスニックには2試合の出場停止処分が科され、異議申し立てを検討しているとされている。
マリスニックの右肩がルクロイの頭部に激突する形となり、ファンやメディアから批判を浴びることとなったマリスニック。さらには、カージナルスのヤディアー・モリーナ捕手や、ルクロイのチームメートであるエンゼルスのマイク・トラウト外野手、マリスニックの同僚であるアストロズの選手たちを巻き込んだ論争となっていた。
そんな中でこの日、米ヤフースポーツでは「エンゼルスのルクロイは本塁での酷い衝突を覚えていない」と題した記事を掲載し、ルクロイのコメントを紹介している。
ルクロイは記事の中で、負傷した試合について振り返り「最後に覚えていることはボールを待っていたこと。その後、最初に覚えていることはカートに乗せられたことだね。ノックアウトされたよ」と語り、マリスニックとの交錯の瞬間の記憶がないことを告白。さらに「僕は大丈夫だ。それほど長く離脱しないと思う」と語り、早期復帰の可能性について言及している。
また「あのような状況では一瞬の判断になる。彼は誰かを怪我させようとしていなかったと思う」と語り、マリスニックのプレーは“故意”ではなかったと指摘する一方で「僕はファウルゾーンに彼がスライディングするスペースを十分に与えたんだ」とし、マリスニックがフェアゾーン方向に走路を変えた点には疑問を呈していた。
(Full-Count編集部)