岩隈久志、ダルビッシュとの投げ合いで今季最短タイKO 3回6安打5失点で降板
3回に40球を要して4失点、2登板連続の日本人対決でまさかの乱調
マリナーズの岩隈久志投手は29日(日本時間30日)、敵地でのレンジャーズ戦に先発し、3回6安打5失点1四球2奪三振でKOされた。前回登板の田中将大(ヤンキース)に続き、ダルビッシュ有との日本人対決となったが、まさかの乱調。今季最短タイの3回で降板となり、自身最多タイの15勝目は3試合連続でお預けとなった。
岩隈は初回、簡単に2アウトを奪ったが、ベルトランにはスライダーを捉えられ、右翼席へ先制弾を運ばれた。2回は1死からルクロイに死球を与えるも、後続を打ちとって無失点。しかし、ダルビッシュが得点を許さない中、岩隈は3回につかまってしまう。
先頭のアンドラスにヒットを打たれると、二盗を許して無死二塁。続くマザラに右翼線への適時三塁打を浴びた。デズモンドには左中間を破られて3点目を許すと、1打席目にホームランを打たれたベルトランにはセンターオーバーの二塁打を打たれて、1アウトも奪えずに3点を失った。
その後、ベルトレ、オドールは外野フライに仕留めたものの、ルクロイにはレフトへのタイムリーを浴び、この回4失点。モアランドは四球で歩かせた後、ゴメスを空振り三振に打ち取ってようやく3つ目のアウトを取った。この回だけで40球を要した。
ベンチに戻ると、サービス監督に降板を告げられた岩隈、ダルビッシュとのメジャー3度目の対決で、まさかの大乱調。自身2連敗を喫した前回登板の田中との対決に続いて、日本人投手に投げ負ける形となり、今季最短タイの3回でマウンドを降りた。この日は68球を投げてストライクは46球。防御率は4.01まで跳ね上がり、7月29日以来の4点台となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count