DeNA、2番に筒香を起用へ ラミレス監督「送りバントのサインを出すことはない」
「出塁率などを考えて、彼を一番活かせる場所だと思った」
■DeNA – 広島(15日・横浜)
2年ぶりのクライマックスシリーズ進出を目指すDeNAが、後半戦初戦に新打線で挑む。
前半戦終了時点で39勝41敗2分と、借金2ながらリーグ2位タイのDeNA。首位巨人とは9.5ゲーム差となっているが、日本シリーズに進出した2017年以来となるCS進出に向け、ラミレス監督が大胆な打線の組み替えを行う。
目玉となるのが2番・筒香。ラミレス監督は「流行りというよりは、出塁率などを考えて、彼を一番活かせる場所だと思った」とコメント。近年MLBで多く見られる2番最強説を採用したわけではないことを説明した。
従来の2番打者のイメージでは、進塁打や待球など、打席で制限も多いが「基本的にこちらが指示することはない。そういうことは、必要ならば選手間で個々にやればいい」と話し、最後に「ひとつだけ言えるのは、筒香に送りバントのサインを出すことはない、ということ」と断言した。
アマチュア時代も含めて、2番は初めてだという筒香は「いろいろやってみないとわからないことがあるが、その場、その場で対応していきたい」と打順変更を受け入れ、「バッティングの調子はいいし、打順は関係ない。いつも通り変わらず、頑張ります」と意気込んだ。
ラミレス監督は「明日はどうなるかわからない」とした上で、15日の試合では5番に佐野恵太を起用することも明言した。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)