パ軍新人王候補の“エビ反り”タッチ回避に米記者驚愕「僕なら故障者リスト入り」
牽制でつり出され塁間に挟まるが、体を捻じらせながらスライディングで回避
■ブレーブス 4-1 パドレス(日本時間15日・サンディエゴ)
パドレスの新人王候補フェルナンド・タティスJr.内野手が14日(日本時間15日)、本拠地ブレーブス戦で驚愕のタッチ回避を披露した。MLB公式サイト内の人気コーナー「Cut4」が伝えている。
初回、タティスJr.は新人王争いのライバルでもあるマイク・ソロカから三塁内野安打で出塁。しかし、次の打者ホズマーの打席で牽制につり出されて一、二塁間に挟まれてしまった。一塁手が遊撃手に送球したため、ステップを踏んで一塁に戻ったが、塁上ではすでに捕球したソロカが待ち構えていた。すると、タティスJr.は、ヘルメットを飛ばして体を捻じらせながらスライディング。ベースから一瞬体が離れたが危機一髪でセーフとなり、ソロカは屈みこんで悔しがった。
「Cut4」は「タッチを避けるためにフェルナンド・タティスJr.がとった考えられないスライディングを見てると、僕の背中が痛くなる」との見出しでこのプレーを紹介した。MLB公式サイトのアンドリュー・ミーンズ記者は「頭では理解できない。なにかシステム的な問題があったのか。本当に、なにが起こったのだろう」とコメント。続けてデビュー以来、走攻守全てでファンを魅了するタティスJr.を称賛している。
「あなたが、(これを見て)なぜか不快に感じているならば、それは、気が付かないうちに自分がその動きをしていることを想像して、背中が捻じれているように感じているからだろう。僕はそうだった。タティスJr.の動きを真似たら、僕の場合は、最低でも10日間ほど故障者リスト入りすることは間違いない。こんな不可能に見えることも、フェルナンド・タティスJr.にとっては、日常の日々の1コマである」
タティスJr.はこの試合で5打数4安打と打撃でも大爆発。打率.339、OPS(出塁率+長打率)1.021まで上昇した。一方でタッチに失敗したソロカも7回9奪三振無失点で10勝(1敗)目を挙げ、防御率2.24。今後もこの2人の争いから目が離せない。