田中将大は「過小評価されている」 通算194勝OBは早くも“指名”「PS第1戦で」
田中は15日ブルージェイズ戦で6回4安打2失点で6勝目 メジャー通算70勝に到達
■ヤンキース 4-2 ブルージェイズ(日本時間15日・ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手は14日(日本時間15日)、本拠地ブルージェイズ戦で6勝目(5敗)を挙げ、後半戦白星のスタートを切った。6回4安打2失点5奪三振無四球の好投。野茂英雄投手(123勝109敗)、黒田博樹投手(79勝79敗)に続く通算70勝(39敗)に到達した。
勝率は.642と圧倒的な数字。今季も最近12試合のうち11試合で6回まで投げるという抜群の安定感だ。ヤンキースOBで、94年にサイ・ヤング賞に輝くなど通算194勝を挙げたデビッド・コーン氏が大絶賛している。地元紙「ニューヨーク・ポスト」のコラムニストであるスティーブ・セルビ氏のインタビューに応えたもので、「マサヒロ・タナカ」について大絶賛している。
「私は本当にタナカが過小評価されていると思う。最初に日本からやって来た時の期待値がとても高く、みんな彼に最高であることを期待した。彼はトップ10、トップ15に入る。個人的には、それはかなりすごいと思うね」
昨季19勝のセベリーノは依然として離脱中だが、チームは地区首位を独走中。「タナカがポストシーズンのシリーズ第1戦で登板することに問題ないか?」との問いにもコーン氏は即答した。
「間違いなく私は彼を信頼している。彼は大変頼りになる投手だ。誇りを持ち、ビッグゲームでの登板に伴う責任を理解している。だから、彼のポストシーズンの成績は素晴らしいんだ」
最多勝1度、最多奪三振2度、オールスター戦選出5度、完全試合1度の名投手から絶大な信頼を寄せられた。日本人初の6年連続2桁勝利を挙げ、大物OBの期待に応えたいところだ。
(Full-Count編集部)