西武十亀、先発&中継ぎ経験し手にした通算50勝 「想像していなかった」

西武・十亀剣【写真:荒川祐史】
西武・十亀剣【写真:荒川祐史】

辻監督も評価「十亀が踏ん張ったことが勝利に繋がった」

■西武 5-1 ロッテ(16日・メットライフ)

 西武の十亀剣投手が16日のロッテ戦(メットライフドーム)で7回4安打無失点の好投で5月29日の楽天戦(弘前)以来の4勝目をあげた。十亀はプロ8年目で通算50勝をマークした。

 前回登板のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では7回3失点(自責1)で敗戦投手になっていた十亀。後半戦初登板となったこの日は7回までロッテ打線を4安打のみに封じ、三塁を踏ませない快投を見せ4勝目をあげた。辻監督は「(相手先発の)涌井くんがよかったので、なかなか点を取れないと思っていたが、十亀が踏ん張ったことが勝利に繋がった」と右腕の粘投を称えていた。

 2011年ドラフト1位で入団した十亀が8年間で積み上げた勝利はこれで50勝。入団時には「想像していなかった」という大台到達に「喜ばしいことだし、この世界に入って節目のときに投げることができてよかった」と喜んだ。

 今シーズンは開幕を2軍で迎え、4月下旬に中継ぎ要員として昇格。現在はローテーションに入り、10試合に先発し7試合でクオリティースタートを達成も4勝4敗となかなか勝ち星に恵まれずにいる。十亀は「もうちょっと貯金を増やしたいし、イニングも投げたいですね」と後半戦での巻き返しを誓っていた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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