危険タックル外野手への報復死球? 乱闘寸前の騒ぎで大谷もベンチから出てくる
エンゼルス-アストロズの一戦で乱闘寸前の騒ぎ、アストロズベンチにプホルスが激怒
■エンゼルス – アストロズ(日本時間17日・アナハイム)
16日(日本時間17日)のエンゼルス-アストロズの一戦で、乱闘寸前の騒ぎがあった。大谷翔平投手もチームメートと共にベンチから出てくる事態となった。
エンゼルスの4点リードで迎えた6回、ラミレスの3球目は先頭マリスニックの肩付近への死球に。その後、一塁側のアストロズベンチから文句が出たのか、一塁手のプホルスが激怒。ベンチに向かって何かを言うと、両軍のブルペンから投手陣が飛び出し、ベンチからも選手が出てきた。乱闘にはならなかったものの、場内は一時騒然となった。
マリスニックは7日(同8日)のヒューストンでの前回対戦で、8回に三塁走者として右飛でタッチアップ。クロスプレーで捕手のルクロイと激しく衝突し、ルクロイは脳震盪と鼻骨骨折の重傷を負った。コリジョンルールで生還は認められなかったものの、エンゼルスのオースマス監督が試合後に激怒する事態となり、マリスニックはMLBから2試合の出場停止処分を受けた。しかし、本人は故意ではなかったとして異議申し立てをし、アストロズの選手たちもマリスニックを擁護していた。
アストロズは後半戦2カード目でエンゼルスタジアムへ。マリスニックは2試合目で初めて試合に出場し、最初の打席からエンゼルスタジアムにはブーイングが響き渡った。そして、この死球の後には大歓声が湧き上がり「よくやった!」の声が響くなど、不穏な空気に。それでも、マリスニックは直後に二盗を決め、エンゼルスタジアムは再びブーイングに包まれていた。