田中将大、日米通算170勝 チーム5連勝に導く投球をNYメディア称賛「圧倒した」
酷暑の中で6回に一挙5失点も6回7安打5失点で7勝目 防御率4.00
■ヤンキース 11-5 ロッキーズ(日本時間21日・ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手は20日(日本時間21日)、本拠地のロッキーズ戦で先発し、6回7安打5失点。今季7勝目(5敗)を挙げ、日米通算170勝(NPB99勝、MLB71勝)をマークした。チームは後半戦初の2桁11得点を挙げて大勝。5連勝へ導いた右腕を、NYメディアは高く評価している。
ニューヨークは気温35度と厳しい暑さの中での投球となった。初回から2イニング連続で3者凡退。キレのあるスライダー、スプリットで打たせて取る投球を見せ、5回まで2安打無失点に抑えた。6回に1死二塁からストーリーの適時二塁打を浴び、同一、三塁からはアレナドに中越え22号3ランを献上。1四球を挟んで一挙5連打5失点したが、味方の大量得点に守られた。6回85球(ストライク56球)を投げ、3奪三振1四球、7安打5失点だった。防御率4.00。6月11日(同12日)の本拠地メッツ戦から4連勝し、日米通算では岩隈久志(現巨人)、松坂大輔(現中日)に並ぶ170勝をマークした。
5連勝へ導いた右腕をNYメディアは称賛した。チームは序盤から大量リードし、NY紙「ニューヨーク・ポスト」は「実のところ、6回の投球前までマサヒロ・タナカは、2つのシングルヒットを許しただけ。球数も47だった」とテンポの良い投球を指摘。地元メディア「ノースジャージー.com」は「先発投手のマサヒロ・タナカは序盤打線の助けはそこまで必要ない様子で、最初の5回はロッキーズ打線を圧倒した」と称賛。地元メディア「nj.com」も「先発投手のマサヒロ・タナカは5回までの投球は素晴らしかった」と右腕の快投を伝えていた。
ロッキーズの地元紙「デンバー・ポスト」は「ロッキーズは最初の5回(イニング)を右腕のマサヒロ・タナカに圧倒されていたが、6回にようやく彼をとらえた」と伝え、地元ラジオ局「マイルハイスポーツ.com」は「打線はマサヒロ・タナカを前にして見失っているようにみえた。田中は、ロッキーズのラインナップを簡単に料理して、5回で2本のヒットしか許していなかった」と、田中の快投に脱帽だった。
(Full-Count編集部)