【野球女子W杯】マドンナジャパン、5回コールドでオランダに快勝 開幕2連勝でW杯15連勝
相手のミスを逃さず大量得点、投手陣も清水&吉井&田中が完封リレー
野球女子日本代表の「マドンナジャパン」は3日、「第7回 WBSC 女子野球ワールドカップ」(韓国・釜山)の第1ラウンド・オランダ戦に12-0で5回コールド勝ち。相手のミスを逃さず大量得点を奪い、投手陣も3人のリレーで相手打線を1安打に抑えた。開幕2連勝で、2012年から続くW杯での連勝を「15」に伸ばした。
日本は初回、2死二、三塁の好機を生かせず無得点。しかし、2回に相手のミスを逃さず大量得点を奪った。1死一、三塁のチャンスで、船越が一塁側へスクイズ。三塁走者の長池が先制のホームを踏むと、相手の一塁への送球が逸れる。一塁走者の平賀が一気に三塁まで進んで、再び一、三塁とした。続く志村もスクイズ。平賀が生還し、相手が再び一塁へ送球エラー。また一、三塁とした。
続く六角の打席では、一塁走者の志村がスタート。今度は捕手から二塁への送球が逸れ、三塁走者の船越が生還。3-0とした。さらに、六角が四球で出塁後、小島が絶妙のセーフティースクイズ。またしても相手の一塁への送球が逸れ、志村が二塁から一気に生還した。この後、田口の一ゴロ、相手の暴投で2点を加え、この回一挙6得点とした。
3回には無死一、二塁で船越がレフトへタイムリー。続く志村が四球で満塁となると、六角はレフトへの犠飛を放った。その後、小島と田口がいずれもレフトへ連続タイムリー。相手のエラーで1点を加えて11-0と大きくリードを広げ、4回にも押し出し四球で1点を追加した。
先発の右腕・清水は3回までヒット1本のみに抑え、3三振を奪うほぼ完璧な投球。2番手の左腕・吉井、3番手の右腕・田中も1イニングずつを無失点に抑え、日本は12-0で完勝。力の違いを見せつけ、開幕2連勝を飾った。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count