菊池雄星、最近10先発で1勝6敗&防御率7.85 MLB公式「わずか1試合しか…」
開幕直後は好投が続いたが…最近は苦戦続き「いまだに正解を探している」
■エンゼルス 9-3 マリナーズ(日本時間22日・シアトル)
マリナーズの菊池雄星投手は21日(日本時間22日)、本拠地のエンゼルス戦で先発したが、5回9安打7失点で降板。チームは3-9で敗れ、今季7敗目(4勝)を喫した。苦しむ日本人左腕に対し、MLB公式サイトは「キクチがエンゼルス相手にまたしても苦戦」と言及。ここ先発10試合で1勝6敗、防御率7.85という不振のデータに注目している。
本拠地T-モバイル・パークで、今季ワーストタイ7失点と炎上した菊池。MLB公式サイトも日本人左腕の不振に注目していた。
「躍進より低迷の方が際立つと想定されていたシーズンにおいて、今オフの最も重要な補強からは悲報を上回る朗報を見出すことをマリナーズは期待していた。しかし、ユウセイ・キクチはいまだに正解を探しているように見える」
記事ではこう伝えている。オフに主力を次々に放出する「ファイヤーセール」を展開したマリナーズは今オフ、菊池と4年6600万ドル(約71億2340万円)の大型契約を結んだ。チーム再建の柱と期待されたが、苦しみが続いている。
菊池は同地区ライバルのエンゼルス相手に5試合先発で3敗目を喫した。エンゼルス戦では通算20回2/3を投げ、防御率は11.32と“カモ”にされているというデータを記事では紹介。そして、ルーキーシーズンの花巻東対決でも後輩に軍配が上がったと分析している。
「ショウヘイ・オオタニはキクチ相手に二塁打で3打数1安打とし、日本の同胞相手に7打数3安打で締め括った。オオタニは6月8日(同9日)の初対決でキクチからホームランを放っている」
そして、日本人左腕の苦闘はエンゼルス相手に限ったものではないという。
「日曜日の対戦相手が、キクチにとって最大の障害(とは何か)を必ずしも提示したというわけではない。マリナーズはキクチの過去10試合先発でわずか1試合しか勝っていない。彼はこの間の登板で1勝6敗、防御率7.85に甘んじている」
好投が続いた序盤から一転、下降線を辿っている菊池。マリナーズ補強の目玉がメジャーの壁に苦しんでいる。
(Full-Count編集部)