【女子野球W杯】マドンナジャパン、5回コールドで台湾下し5連勝 川端が先制打&笹沼が8K

先発の笹沼が4回途中8Kの快投、5連覇へ向けてW杯18連勝

 野球女子日本代表「マドンナジャパン」は8日、「第7回 WBSC 女子野球ワールドカップ」(韓国・釜山)のスーパーラウンド(SR)第2戦で台湾を10-0の5回コールドで下し、5連勝を飾った。先発の笹沼が3回2/3で8三振を奪う快投。打線では川端が先制打を放つと、六角が3打点を挙げるなど着実に得点を重ねた。これで2012年からW杯18連勝。5連覇へ向けて、開幕から負けなしで前進を続けている。

 日本の先発は左腕・笹沼。初回は2連続三振の後にレフト前ヒットを許すも、続く打者は見逃し三振。アウトを全て三振で奪う立ち上がりとなった。

 その裏、日本は先頭の六角が相手二塁手のエラーで出塁すると、厚ヶ瀬がきっちりバントで送る。三浦は左飛に倒れたものの、続く川端が鮮やかなレフト前ヒット。先制に成功した。

 2回は笹沼が1死一、二塁のピンチを背負うも、2者連続三振で無失点。すると、その裏に打線が再びチャンスを作る。先頭の小島が左中間への二塁打を放ち、船越がバント、志村が四球で1死一、三塁。ここで六角が投前へスクイズ。小島が相手のタッチをかいくぐって生還し、2点目を奪った。さらに、厚ヶ瀬のニゴロの間にもう1点追加し、3-0とリードを広げた。

 3回には1死一、三塁で小島がスクイズを決め、2死一、二塁では志村のタイムリーでもう1点。さらに、六角の2点タイムリーも飛び出し、一挙4点を加えた。

 4回、笹沼は先頭から2連続三振を奪ったところで、お役御免。3回2/3を投げて1安打3四死球。三振8つを奪う好投だった。2番手でマウンドに上がった田中は続く打者を三振に仕留め、台湾はこの試合初めての3者凡退となった。

 田中は続く5回も好投。2死から右前に運ばれたが、前進してきた長池の好返球でライトゴロ。3者凡退に仕留めた。

 その裏、1死一、二塁から三浦がライトオーバーの2点ツーベース。さらに、1死満塁で石田が痛烈なタイムリーを放ち、10-0として試合を決めた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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