西武辻監督、勝ち越し許した守備隊形に猛省 「反省します、俺の責任です、確認不足だった」

西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】
西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】

同点の6回に渡邉に走者一掃のタイムリー三塁打を浴び勝ち越しを許す

■日本ハム 12-7 西武(26日・メットライフ)

 西武がカードの初戦を落とした。26日の日本ハム戦(メットライフドーム)で2回までに7点を奪われながらも、5回に山川が走者一掃の二塁打を放って2点差に詰め寄り、中村の2ランで追いついた。しかし救援陣が踏ん張れず再度勝ち越しを許し、打線も追加点をあげることができなかった。先発の十亀が2回途中7失点と大炎上し、試合を作れなかった。

 試合後、辻監督は「見事に少ないヒットで追いついた。そこまでは最高潮だったんだけど」とため息。6回に勝ち越しを許した場面は2死満塁で外野が前進していたが、渡邉の中越え三塁打で全ての走者が生還した。辻監督は「反省します。馬場コーチに『前すぎないか』と言おうとしたときには打たれていた。俺の責任です。確認不足だった」と唇を噛んだ。

 中村は24日の楽天戦から3試合連続アーチを記録中。2回に加藤から放った18号ソロが通算403号となり、巨人の阿部を抜いて現役選手で最多となった。さらに5回には最大7点差を追いつく19号2ランを放ち試合を一時振り出しに戻した。「あそこで打ってくれて頼もしい」と指揮官の信頼も厚い“夏男”中村は、「もっと打てるように頑張ります」と言葉に力を込めた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY