菊池雄星、7回途中2失点の好投に手応え 「思い描いたピッチングに近かった」
ソロ2本もその後は粘り強い投球「ボール自体は前半戦の最後ぐらいから向上している」
■マリナーズ 3-2 タイガース(日本時間27日・シアトル)
マリナーズの菊池雄星投手は26日(日本時間27日)、本拠地でのタイガース戦で先発し6回2/3、7安打2失点で勝敗付かず。チームは3-2でサヨナラ勝ちとなった。試合を作りチームの勝利を呼び込んだ左腕は試合後「思い描いたピッチングに近かった」と手応えを口にした。
序盤は一発攻勢で苦しむも立て直した。2回にディクソンに先制のソロを浴び、3回にはヒックスにもソロ本塁打を被弾。それでも、その後は走者は出しながらも粘り強く投げて点は与えなかった。
7回もディクソン、キャンデラリオと打ち取り簡単に2死を奪ったが、続くグッドラムに三塁打を許したところで降板。6回2/3を投げて85球、7安打2失点で降板となった。
力強いストレートが復活し試合を作った菊池。試合後は「ストライク先行でいくことが大事。それができた試合でした。全体的にストレートで勝負できた。キャッチャーと話しあったそういう、思い描いたピッチングに近かったと思う」と手応えを口にした。
7回途中で降板したことには「(投げ切りたい)当然そういう気持ちはありましたが、そこはしょうがない」と悔しがったが「ボール自体は前半戦の最後ぐらいから向上しているなと感じていた。今日はそれが一致した」と復調の気配を感じている様子だった。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)