楽天のリーグV完全消滅 梨田監督、初回4失点の則本に「しのいでほしかった」
梨田監督、則本に「1人のバッターに対して投げる球数が多い」
楽天は9日、日本ハムに2-8で敗戦。リーグ優勝の可能性が消滅した。
初回がすべてだった。先発は則本。先頭の西川をサードゴロに打ち取ったが、三塁・今江がエラー。続く2番・近藤に一、二塁間を破られ、無死一、三塁といきなりのピンチを迎えた。3番・大谷、4番・中田から空振り三振を奪ったが、5番・田中賢に先制の右前適時打を浴びた。6番・陽に四球を与えると、7番・レアード、8番・大野と2者連続適時打。日本ハム打線の流れを止められず、初回だけで45球を投じ、4点を失った。
梨田監督は則本について「エラーの後の失点が多々ある。エラーした後に抑えると野手も元気になる。野手のエラーを(投手が)助けてくれる時はチームも強い時。しのいでほしかった」と話した。
8月6日に10勝目を挙げて以降、勝ち星がない則本。この日も5回で115球を投じ、次回登板は中5日から中7日に。指揮官は「トータル的に見れば悪くないが、1人のバッターに対して投げる球数が多い。修正して頑張ってもらいたいですね」と期待を込めた。
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高橋昌江●文 text by Masae Takahashi