BC栃木の西岡、巨人3軍戦で輝き　寺内監督「選手は勉強させてもらっている」

2安打＆押し出し四球、6点差を追いついたチームを牽引

　35歳を迎えてNPB復帰を目指すBCリーグ栃木の西岡剛選手が、改めて力を示した。

　7月31日の移籍タイムリミットは迫っているが、28日に栃木市営球場で行われた巨人3軍戦でさすがのバッティングを見せた。初回に1軍経験者の左腕・池田から三遊間安打を放つと、3回の第2打席は追い込まれながら、膝元に落ちるボールをかろうじてカットし、右方向へ鮮やかに弾き返した。

　満塁で迎えた4回の第3打席では2球で追い込まれながらフルカウントまでもちこみ、押し出し四球で6点差を追いつく牽引者になった。「西岡選手が入ってくれて、どんなプレーをするのか、選手は目を輝かせている。勉強させてもらっているというのは、随所に見られる。それをちゃんと見て、感じてもらわないと困るんですが……」。寺内監督は、西岡剛という選手の存在の大きさを語っていた。

（細野能功 / Yoshinori Hosono）