田中将大8回途中を今季最多10K1失点の快投劇! 地元ファンが総立ち拍手
8回を5安打無四球1失点とレイズ打線を圧倒、自己最多タイ13勝の権利を持って降板
今季13勝目を目指すヤンキース田中将大投手は10日(日本時間11日)、本拠地でのレイズ戦に先発し、8回途中を5安打10奪三振無四球1失点(自責1)の快投を披露した。2点リードの8回1死一塁の場面で投手交代。13勝の権利を持ったまま降板した。防御率は3.04。
レイズ先発アーチャーと投手戦を繰り広げた。田中はキレのある速球を軸に、スライダーとスプリットで振らせる投球でアウトを重ねた。初回は1死から二塁打を許すも後続を抑えて無失点。2回も1死から遊撃内野安打から走者を二塁まで進めたが三塁は踏ませなかった。3回と4回は連続で3者凡退。5回も2死まで簡単に奪ったところで、マートックに遊撃内野安打で出塁を許すも、次打者をきっちり打ち取った。
ここまで0-0の拮抗した試合。6回、マウンド上の田中はピンチを迎える。先頭フォーサイスにセンターへ二塁打を許すと、送りバントで1死三塁。だが、次打者ロンゴリアのライナー性のライトへの浅い飛球を右翼に就いたレフスナイダーが好捕。三塁走者はタッチアップできずに2死三塁とすると、最後はミラーを一ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。
田中が我慢の投球を見せると、打線がこれに応える。6回裏の攻撃で先頭ガードナーが中前打で出塁すると、続くエルスバリーが8号2ランを右中間席に運び、さらに次打者サンチェスが13号ソロをセンターへ。3連打、2者連続ホームランで一気に3点の援護を受けた。
マウンドに戻った7回は危なげなく3者凡退。だが、8回1死からウィルソンにレフトへソロ弾を運ばれ、1点を失った。直後のフォーサイスの内角を攻めた初球が、ユニフォームをかする死球に。ジラルディ監督はビデオ判定を求めたが、そのまま死球の判断。ここで田中は102球(74ストライク)を投げて降板した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count