ダルビッシュ、好投も5敗目 指揮官は絶賛&信頼「極めて素晴らしかった」

カージナルス戦に先発したカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
カージナルス戦に先発したカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

6回2失点も援護なく黒星、マドン監督は「またしても素晴らしい球を投げていた」

■カージナルス 2-1 カブス(日本時間31日・セントルイス)

 30日(日本時間31日)の敵地カージナルス戦で6回6安打9奪三振2失点と好投しながら、打線の援護なく5敗目を喫したカブスのダルビッシュ有投手。一発に泣く形となったが、安定感のある投球を続けており、周囲からも信頼を寄せられている。地元メディアによると、名将ジョー・マドン監督も「極めて素晴らしかった」と投球を称えたという。

 ダルビッシュは3回まで2安打無失点と好投。しかし、1点リードの4回に連打で1死二、三塁のピンチを背負い、自らの暴投で同点に。6回は1死からゴールドシュミットにソロ弾を浴びて勝ち越しを許した。7回の打席で代打を送られ降板。打線が6安打1得点と振るわず、ダルビッシュに黒星がついた。

 だが、昨年、そして開幕直後の不振は完全に抜け出しており、自信溢れる投球を続けている。地元紙「シカゴ・トリビューン」でカブス番を務めるマーク・ゴンザレスは自身のツイッターで、試合後のマドン監督の監督会見の動画を公開。指揮官は「彼は極めて素晴らしかった。またしても素晴らしい球を投げていた」と日本人右腕を称賛している。

 さらに、同記者はダルビッシュ本人の動画も投稿。英語で「僕は打てない。彼らはいつも闘っている。打つのは本当に難しいことは、僕にもわかっている」と打線を“擁護”し、自身の投球については「ミスをしたのは一度だけだった。(被弾した)ゴールドシュミット相手ではなくて、コルテン・ウォンに対して。ワイルドピッチになったスライダーのこと。あれは実際、僕のミスだった」と振り返っている。被弾ではなく暴投を悔やんだが、先発としての役割は十分に果たしている。

 ここまで22試合先発で3勝5敗、防御率4.46。この投球を続けていれば、勝ち星、防御率もついてくるはずだ。

(Full-Count編集部)

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