栗山監督、大谷の164キロを打った糸井に驚愕「のぞみ。乗り物に例えると」
日本最速164キロを記録の大谷には辛口「打たれたら意味がない」
日本ハムの栗山英樹監督が13日のオリックス戦(札幌ドーム)で日本最速164キロを投じた大谷翔平投手について、「打たれたら意味がない」と振り返った。
大谷は3回1死二、三塁、糸井への初球で自己最速を1キロ更新する日本最速球をマーク。しかし、ボールは逆球で糸井に右前へ落ちる先制の2点打とされていた。オリックス・糸井は「(新幹線の)のぞみ。乗り物に例えると」と衝撃を受けた様子だったが、チームは優勝争い中。栗山監督は厳しかった。
それでも、約80球の球数制限がある中、5回で毎回9奪三振、4安打2失点にまとめた。7月10日のロッテ戦(札幌ドーム)で右手中指のマメをつぶし、中継ぎ調整した同24日のオリックス戦(札幌ドーム)以降は、投球バランスの悪さを理由に1軍登板はなかった。栗山監督は「内容は別にして、バランスは良くなっている。バランスよく投げることに意味がある」と投球には及第点を与えた。
次回登板は21日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)が予想されている。優勝を占う一戦で、どのような投球を見せてくれるか注目だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count