イチロー史上12人目メジャー通算900度目マルチ! 攻撃起点で勝利に貢献
今季26度目のマルチ安打で逆転&再逆転のホーム、今季20打点目も記録
マーリンズのイチロー外野手が13日(日本時間14日)、敵地でのブレーブス戦に「2番・左翼」で先発し、史上12人目となるメジャー通算900試合目のマルチ安打を記録した。第2打席に右前適時打で今季20打点目を挙げると、第3打席には右翼線に三塁打。攻撃の口火を切る2安打でメジャー通算3027安打とし、歴代24位ロッド・カルーの3053本まで26本となった。チームは7-5で勝利した。
前日に今季6度目の猛打賞だったイチローのバットは、この日も快音を響かせ続けた。0-2で迎えた3回無死一、二塁の第2打席。ブレーブス先発ウィスラーの3球目スライダーを右前適時打とし、今季20打点目を叩き出した。自らもイエリッチの中越え二塁打で一塁から一気に生還。逆転のホームを踏んだ。
3-3の同点で迎えた5回先頭の第3打席でも打線に火を付けた。ウィスラーの2球目速球を鋭く振り抜くと、打球は右翼線深くに届く三塁打に。快足を飛ばして一気に三塁へ到達したイチローは、今季5本目の三塁打でメジャー通算900度目となるマルチ安打を達成した。イチローは1死一、三塁からオズナの左前適時打で再逆転のホームイン。第2打席に続き、再び攻撃の起点となる貴重な安打を放った。
3試合連続安打を決めたイチローは、9月に入ってから11試合に出場し、無安打は2試合のみ。月間打率.368と絶好調だ。今季打率も.304まで上昇。シーズン終盤に来て、イチローのバットの勢いはとどまることを知らない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count