広島貯金37、DeNA山崎康2年連続30S、ロッテ石川完封、オリ糸井3発…15日のプロ野球
巨人散発4安打で完敗、阪神はワースト借金19、オリ金子千尋7勝、日ハムは首位浮上失敗
プロ野球は15日、各地で4試合が行われた。広島は2位巨人に快勝。4回に石原の犠飛で先制すると、7回には巨人村田のエラーで2点目を奪取。さらに、8回には2死満塁で田中が走者一掃の3点二塁打を放ち、試合を決めた。先発のルーキー岡田は5回2安打無失点の快投で4勝目。6回以降も4投手が無失点でつなぎ、球団最多を更新する貯金37とした。巨人は先発・田口が6回1失点の粘投も8敗目。打線が散発4安打で無得点と沈黙した。
3位DeNAは阪神に競り勝った。初回に桑原の先頭打者弾などで2点を先制も、先発・石田が2回に1失点、3回には高山に逆転2ランを浴びる。5回にロペス、筒香のタイムリーなどで3点を奪い再逆転したが、石田は陽川に2ランを許して同点に追いつかれた。しかし、7回には関根のタイムリー、ロペスの犠飛で2点を勝ち越し、8回には桑原のタイムリーでダメ押し点を奪った。2番手・須田が5勝目。リリーフ陣は5投手でリードを死守した。山崎康は2年連続30セーブ。2位巨人とは4ゲーム差。阪神は先発メッセンジャーが自責2も7失点で11敗目を喫し、借金は今季ワーストの19となった。
ロッテは楽天に快勝。先発の石川が楽天打線を寄せつけず、4安打無失点で今季3度目の完封勝利。唯一のピンチは4回で、2本のヒットと味方の失策で2死二、三塁とされたが、島内を捕邪飛に打ち取った。打線は初回に角中のタイムリーで先制すると、3回には井上、4回には細谷のタイムリーで追加点を奪った。楽天の先発・塩見は5回3失点で9敗目を喫した。
オリックスは投打の軸が躍動し、日本ハムに快勝した。糸井が古巣相手に1試合3本塁打の大暴れ。1四球を挟んで3打数連続弾で4打点を挙げた。投げては先発・金子千尋が5回までノーヒットピッチング。8回に1点を失って降板したが、7回2/3を4安打1失点の快投で7勝目を挙げた。日本ハムは勝てば首位再浮上だったが、12年のリーグ優勝メンバー・糸井に大暴れを許し、打線も金子千尋を攻略できず。先発メンドーサは5回途中4失点とゲームを作れなかった。
【セ・リーグ】
◇広島 5-0 巨人(マツダスタジアム)
勝 岡田(4勝3敗)
敗 田口(10勝8敗)
◇阪神 6-8 DeNA(甲子園)
勝 須田(5勝3敗)
敗 メッセンジャー(11勝11敗)
S 山崎康(2勝5敗30セーブ)
HR【神】高山6号、陽川2号【D】桑原11号
【パ・リーグ】
◇楽天 0-3 ロッテ(Koboスタ宮城)
勝 石川(14勝5敗)
敗 塩見(7勝9敗)
◇日本ハム 1-5 オリックス(札幌ドーム)
勝 金子(7勝7敗)
敗 メンドーサ(7勝7敗)
HR【オ】糸井13、14、15号
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count