ダルビッシュ、7月の投球は「全盛期のよう」 米メディアが完全復活を“確信”
7月は1勝1敗も防御率2.93、与四球率1.7%と制球力も大幅に改善
カブスのダルビッシュ有投手は30日(日本時間31日)、敵地カージナルス戦で6回6安打9奪三振2失点と好投したが、打線の援護なく5敗目を喫した。7月は5試合に登板して1勝1敗。勝ち星は伸びなかったものの、米メディアはデータを基に「ピーク時のダルビッシュのよう」と“完全復活”を確信している。
ダルビッシュは7月に登板した5試合全てで6イニング以上を投げた。30回2/3で計120打者と対戦し、36三振を奪取。カブス専門ニュースメディアのマイケル・セラミ記者はツイッターで「防御率2.93」「奪三振率30.0%」「与四球率1.7%」「被打率.202」「被強打率23.1%」という投球データ紹介し、「おぉ。今我々が見ているのはピーク時のようなユウ・ダルビッシュじゃないか」と綴っている。
カージナルス戦では一発に泣く形となったが、名将ジョー・マドン監督は試合後に「彼は極めて素晴らしかった。またしても素晴らしい球を投げていた」と絶賛。シカゴの地元紙「シカゴ・トリビューン」は「彼らはユウ・ダルビッシュの素晴らしい投球を不意にしてしまった。彼は9奪三振、無四球だったが、乏しい援護点の犠牲者になった」と、ダルビッシュを称えて攻撃陣の貧打を嘆くなど、酷評されていた今季開幕直後とは明らかに評価が変わっている。
8、9月と同じような投球を続けていけば、カブスが獲得時に期待していた「エース」としての役割を果たすことになりそうだ。
(Full-Count編集部)