鷹が首位決戦制し2.5差、千賀が今季初完封で育成出身最多タイ52勝 ハムは打線沈黙
6回デスパイネが決勝打&8回に牧原がタイムリーで追加点、ホークスの投手陣では今季初完投
■ソフトバンク 2-0 日本ハム(2日・札幌ドーム)
ソフトバンクは2日、首位攻防戦となった敵地・日本ハム戦に2-0で勝利。2位・日本ハムとのゲーム差を「2.5」に広げた。エースの千賀が9回1安打無失点8奪三振5四球の今季初完封で10勝目(4敗)。6回にデスパイネが値千金の決勝打を放つと、8回には牧原のタイムリーで追加点を奪った。
日本ハム杉浦は4回まで1安打無失点の好投。一方、千賀は4回2死までパーフェクト。近藤に四球を与えて初めての走者を出すも、続く中田を捕邪飛に仕留めた。
5回、ソフトバンクは2本のヒットで2死一、二塁とするも、栗原は中飛。その裏、千賀は先頭・渡辺に左前打を許したが、1死一塁から宇佐見を二ゴロ併殺打に仕留めた。
6回、ソフトバンクは2番・堀から牧原がヒットで出塁。4番手・玉井から内川が四球を選んで2死一、二塁とすると、デスパイネがライトへタイムリー。均衡を破った。
千賀は6、7回と四球で走者を出したものの無失点。すると、ソフトバンクは8回に牧原の右前タイムリーで貴重な追加点を奪った。その裏、千賀は2四球で無死一、二塁のピンチを背負うも、杉谷のバント失敗で1アウトを奪うと、西川は見逃し三振、大田は中飛で無失点。9回も無失点に抑え、4年連続の2桁勝利に到達。プロ通算52勝(25敗)で、山口鉄也の育成ドラフト出身選手最多勝利数に並んだ。ホークス投手陣では、今季初の完投勝利となった。
日本ハムは先発・杉浦が5回無失点と快投。しかし、救援陣が2点を失うと、打線も千賀に抑え込まれた。
(Full-Count編集部)