美技→客席へダイブ→防球ネット使い“帰還”…「正直、楽しそう」な衝撃プレー!?
今までなかった防球ネットを使ったスーパープレー? MLB公式も動画を紹介
■メッツ 4-0 Wソックス(日本時間2日・シカゴ)
メッツのジェフ・マクニール外野手が、1日(日本時間2日)の敵地ホワイトソックス戦でスーパーキャッチを見せた。右翼ファウルゾーンへの打球を追うと、最後はボールを捕球して勢いがついたまま客席に向かってジャンプ。防球ネットをクッションに使ってグラウンドに舞い戻った。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は、映像とともにこのプレーを紹介し「正直、楽しそう」と伝えている。
メッツの1点リードで迎えた5回無死走者なしの場面。ヒメネスの打球が右翼ファウルゾーンへ上がると、マクニールが猛然と打球を追った。そして、最後はファウルゾーンでキャッチ。フェンスは目前に迫っており、そのままの勢いでジャンプした。
客席に飛び込む危険なプレーかと思いきや……マクニールは張られていた防球ネットに体をあずけ、背中でうまく衝撃を吸収すると、フィールドに舞い戻った。敵地がどよめきに包まれる“美技”。メジャーでは、痛烈な打球が観客に直撃する悲劇が何度もあったことから、両翼のポールまで防球ネットを拡大する球場が増えてきており、そのおかげで誕生したプレーだった。
「Cut4」では「ファンの安全を守るため、いくつかの球場ではネットが拡大された。ファウルポールまでネットが拡大されたことによる、意図しなかったが面白い結果は?」とした上でマクニールのプレーを紹介。そして「マクニールがネットに突っ込み、跳ね返ってくるのは見事だった。正直、楽しそうに見えた」と伝えている。
「このようなことはネットを拡大したら毎回起こることだろうか? 恐らくそうではない。しかし、起こった時は、いつでも面白いだろう」
ファンの安全のために行ったネット拡大が生み出した思わぬ“副産物”にMLB公式サイトも驚きだったようだ。