前田健太、日本人トップ新人16勝目の権利持ち降板 今季4打点目の適時打も
5回2失点で降板、勝てば12年のダルビッシュに並ぶ日本人ルーキー最多の16勝
ドジャースの前田健太投手が21日(日本時間22日)、本拠地でのジャイアンツ戦に先発し、5回3安打2失点(自責1)と好投した。2012年のレンジャーズ・ダルビッシュ有投手(16勝9敗)に並ぶ、日本人ルーキー最多タイの16勝目の権利を持って降板。5ゲーム差の2位ジャイアンツとの重要な一戦で、しっかりと試合を作った。
前田は初回、先頭のスパンを四球で出すと、捕逸で二塁に進めしまう。ここでパガンにはライトへのタイムリーを浴び、先制を許す。右翼手プイグの好返球でタイミングはセーフにも見えたが、捕手のルイスがボールをこぼし、パガンには二塁に進まれた。しかし、ここは後続を断って無失点で切り抜けた。
その裏、ドジャースはゴンザレスのタイムリーで同点に追いつくと、プイグの3ランで勝ち越し。さらに、2死一、二塁で前田が左腕ムーアからセンター前にタイムリー。自らのバットでチームに5点目をもたらした。前田はこれで今季4打点目となった。
前田は2回にも2死からアドリアンザにソロを浴びて2点目を失う。しかし、3回は3者凡退。4回は2死からヌネスを歩かせるも、パニクは右直で3アウト。5回も2死からスパンにヒットを許したが、パガンは左飛に仕留めた。
ドジャース打線は2回に1点、3回に2点と確実に加点。5回はトレスのタイムリーで1点を追加すると、1死二塁のチャンスで前田に代打イーシアを送ったが、一ゴロ。しかし、9-3とリードし、前田は16勝目の権利を持って降板となった。
この日は88球を投げてストライクは51球。防御率は3.20となった。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count