投打の若虎が活躍で来季へ向けて大きな1勝 高山は球団新人最多安打へ「2」
高山は一発含む2安打2打点で133安打、藤浪は完投で7勝目
セ・リーグ覇者との今季最終戦。投打の若虎が活躍し、来季に向けて大きな白星となった。阪神・高山俊外野手が22日の広島戦(マツダスタジアム)で一発を含む2安打2打点の活躍。先発・藤浪晋太郎投手も9回5安打1失点の完投で7勝目をマークした。
高山の一振りで勝利を確信させた。2点リードの8回無死一塁。ジャクソンが投じた初球の外角直球を強引に振り切った。打球は右翼最前線に飛び込むダメ押しの8号2ラン。ここまでジャクソンとの対戦成績は5打数無安打1三振と苦手にしていた速球投手だった。
「打ってなかったんで。直球にやられていたので(バットを)ちょっと短く持って準備した。広島との最終戦なので捉えられてよかったです」
準備を怠らず、対戦相手の情報は常に頭の中にインプットしている。
この日の2安打で通算133安打。98年・坪井が記録した球団新人最多135安打まで残り2本としたが「1本、1本の積み重ね。次の試合も頑張りたい」と浮かれる様子もなく冷静にコメントを残した。
先発の藤浪も完投で対広島戦は7戦目にして初勝利。本来の姿を取り戻した右腕は「何とか最後に勝てて良かった。カープどうこうよりも自分のピッチングができたことが良かった」と安堵の表情を浮かべた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count