イチロー、メジャー通算2500試合で右前打! 通算3030安打で今季終了
5回に代打出場で今季95安打目、記録づくしの2016年を締める
マーリンズのイチロー外野手が2日(日本時間3日)、敵地でのナショナルズ戦で5回に代打出場し、メジャー歴代単独56位となる通算2500試合出場を記録した(MLB公式サイト参照)。打席では右前打を放ち、メジャー通算3030安打で歴代23位のロッド・カルーまで23本に迫った。チームは7-10で敗れ、借金3でシーズンを終えた。
2-5で迎えた5回先頭に投手の代打として出場。ナショナルズの先発シャーザーと対峙すると、カウント2-2から5球目95マイル(約153キロ)速球を強振。一二塁間を破った打球はライト前に転がった。この一打をきっかけに、テリスのメジャー初本塁打などで3点を加え、一時は同点に追いついた。3点目のホームを踏んだイチローは、守備には就かず、シーズン終了を迎えた。
イチローにとって、今季は記録づくしのシーズンとなった。4月29日ブルワーズ戦でメジャー通算500盗塁に達すると、6月15日パドレス戦では2安打を放ち、日米通算安打数でピート・ローズのメジャー最多安打記録4256本を抜いた。8月7日ロッキーズ戦では三塁打を放って、メジャー通算3000安打を達成。また、この三塁打で日米通算116三塁打となり、福本豊が持つ日本記録を更新した。
今季は143試合に出場し、打率.291をマーク。95安打、15二塁打、5三塁打、1本塁打、22打点、10盗塁、30四球を記録した。1年200万ドル(約2億260万円)の来季契約は、球団が選択権を持っている。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count