阪神がコーチ配置転換 今岡、濱中2軍打撃コーチで右の和製大砲育成へ
右打者の育成が課題の一つ、強打者コンビで生え抜き大砲育成へ
待望の生え抜き和製大砲育成に動き出した。阪神は3日、コーチ陣の入れ替えを発表。1軍打撃コーチには、2軍外野守備走塁コーチの平野恵一が就任。今季、1軍打撃コーチを務めた濱中治が2軍打撃コーチとなる。また、2軍打撃コーチを務めていた筒井壮氏は、2軍外野守備走塁コーチに配置転換となる。
長年の課題だった右の長距離砲を1軍に送り出す。今秋から2軍の打撃コーチは和製強打者コンビが務めることになった。現役時代には通算122本塁打、594打点をマークした今岡、2006年に20本塁打、75打点をマークした浜中が若虎を鍛え挙げる。
金本政権1年目となった今季は江越、中谷、陽川ら右の大砲候補が1軍を経験したがレギュラー定着には至らなかった。今季、主軸だった打者は福留、高山ら左打者が多いだけに、フェニックスリーグ、秋季キャンプでは右打者の育成が課題の一つとなる。
阪神の生え抜き選手で20本塁打以上を打ったのは2006年の浜中(20本)が最後となっている。来季、巻き返しを図る金本阪神だが、今岡、浜中の両コーチの手腕にも注目が集まることになる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count