記録づくしのイチロー、活躍光った先発陣…今季日本人MLB選手の成績は?
岩隈、田中、前田の3投手が先発ローテを守り抜く活躍
メジャーリーグは2日(日本時間3日)にレギュラーシーズンの全日程が終了した。プレーオフ進出チームがすべて決まったため、雨天順延で3日(同4日)に行われる予定となっていたタイガース-インディアンスの試合はキャンセルに。ホセ・フェルナンデス投手の事故死で中止となった9月25日(同26日)のマーリンズ-ブレーブスも振替試合は行われず、4チームが1試合少ない161試合でシーズンを終えた。
今季は日本人投手の活躍が光った。先発では3人がフル回転。マリナーズ岩隈久志投手は33試合に先発。防御率はメジャー5年目で初の4点台となる4.12に終わったが、自己最多の16勝(12敗)を挙げた。エース右腕のヘルナンデスが長期離脱する中、先発ローテを牽引。熾烈なプレーオフ進出争いを繰り広げたマリナーズで奮闘した。
ヤンキースの田中将大投手は自己最多の31試合に先発。目標の200イニングにはわずかに届かなかったものの、199回2/3と初めて規定投球回に到達。防御率3.07はリーグ3位で、最後まで最優秀防御率のタイトルを争った。14勝(4敗)も自己最多。名門球団でエースとしての地位を確立した。
1年目のドジャース前田健太投手も開幕から先発ローテを守り、32試合に先発した。12年のダルビッシュに並ぶ日本人投手1年目最多の16勝(11敗)をマーク。エース左腕カーショーが離脱する中、チームの地区優勝に大きく貢献した。基本年俸は300万ドル(約3億400万円)と抑えられたが、イニング数や先発試合数などで設定された出来高をすべて足して、今季総額1290万ドル(約13億700万円)の報酬を手にする。