ソフトバンク柳田が1軍全体練習に合流、紅白戦でいきなりヒット放つ

1番・中村、5番・長谷川、6番・松田…「5番、6番が大事になる」と藤井コーチ

 6日、ソフトバンクは前日に引き続いてヤフオクドームで全体練習を行った。午前中はアップと打撃練習、午後からは6イニング制の紅白戦を行い、この日から合流した柳田悠岐も白組(レギュラー組)の3番、センターとして出場した。白組の打順は、1番に中村晃が入り、以下は本多雄一、柳田悠岐、内川聖一、長谷川勇也、松田宣浩、福田秀平、今宮健太、細川亨。

 柳田は、第1打席で三遊間を抜くヒットを放ち2打数1安打、1四球1三振。守備の送球も無難にこなし、最初の安打後は盗塁を試みる(結果は盗塁失敗)など、実戦準備はすっかり整ったようだ。

 右肘に不安を抱える今宮健太がタイムリー内野安打。前日のシート打撃でスアレスから死球を受けた細川亨も元気なプレーを見せて首脳陣を安心させた。内川がセンターへの2安打、長谷川が左方向への本塁打、松田も右方向への二塁打を放つなど、中軸がいい仕上がり。川島慶三が二塁への帰塁時に足を痛めてベンチに退く場面もあったが、野手陣についてはようやく役者が揃ったと言えるだろう。

 試合後、藤井康雄打撃コーチは「(CSファーストステージは)ほぼ今日の打順でいく」と明言した上で、こう語った。

「柳田はしっかり振れていたね。あとはタイミングもあるが、ここまできたらそんなことも言っていられない。柳田がいるだけで相手は嫌だろうから、ストライクとボールの見極めをしっかりやってくれたら。内川もいい感じで打てていたし、長谷川もいいホームランが打てた。3番、4番の出塁が増えれば5番、6番が大事になる」

 7日も全体練習が行われるが、午後からはロッテの練習も行われるため、実戦モードの練習はこの日で終了。鷹戦士たちは午後から鋭気を養って、札幌行きの切符を賭けた戦いに備えることになる。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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