巨人田口、DeNAの勢い止める好投 「まだまだシーズンは終わらせない」
7回1失点とDeNA打線封じる、朝起きて「思い切り楽しんでやろうと」
勝利投手はマシソンに譲ったが、CS第2戦に先発した巨人の田口麗斗投手がDeNAの勢いを止めた。
今季の巨人では唯一、2桁10勝を挙げた勝ち頭は、得意のスライダーを軸に7回115球を投げ、4安打6奪三振。2回に1死から白崎、倉本に連打を許して一、三塁とされ、相手先発の今永に痛恨の暴投で先制点を許したのが唯一のミスだった。
試合後は長野とともにお立ち台に。「初めてのCSで緊張して、不安の日々を過ごしたが、朝起きて、思い切り楽しんでやろうと思いました」と気持ちの切り替えが最高の結果に繋がったという。3回2死二塁のピンチでは、筒香との勝負を避け、5番の宮崎も連続して歩かせて満塁。「ピンチはやはり楽しめなかったが、向かっていく気持ちが勝った。強い気持ちで立ち向かえて良かったです」と6番の白崎を決め球の内角スライダーで空振り三振に仕留めた。
若き左腕は「真っ直ぐが力不足な面はあるが、得意な球で空振りやファールを取れた。まだまだシーズンは終わらせない気持ち」と力強く宣言していた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count