田中将大のメジャー復帰Xデーは20日!? ヤンキースが終戦間近でも投げさせる理由とは
周囲からは疑問の声も、最低1試合は投げさせる方針
右肘靭帯部分断裂でリハビリ中の田中将大投手が、早ければ20日(日本時間21日)の本拠地、ブルージェイズ戦でメジャー復帰することが明らかになった。ESPNが報じている。
田中はメジャー復帰の最終ステップとして、15日(日本時間16日)にフロリダ州タンパで行われる教育リーグでマイナー相手に60球を投げることになるという。ここで痛みや張りなどの異変がなければ、20日か21日のブルージェイズ戦で7月8日のインディアンス戦以来となるメジャー復帰を果たすことになる。
ヤンキースは2年ぶりのプレーオフ進出に向けて、苦闘を続けているが、米スポーツデーターサイト「ファングラフス」が算出した10日現在のヤンキースのプレーオフ進出の可能性はちょうど1%。ア・リーグ東地区首位のオリオールズとは大きく水を開けられており、ワイルドカードでのプレーオフ進出も困難となっている
終戦間近のヤンキースで、田中はなぜ復帰するのか。
慎重なリハビリを続け、田中自身も先日のシミュレーティッド・ゲームと呼ばれる実戦形式の練習で44球を投げた後、復調に手応えを感じさせるコメントを残している。一方でファンの間でも、前半戦で12勝を挙げた勝ち頭を何が何でも今季中に復帰させようとするヤンキースの方針に疑問の声が上がっている。
それでも、ジョー・ジラルディ監督は今季中に最低でも1試合に投げさせることをすでに明言している。