今オフFAの上原浩治の気になる去就…地元紙「最後のボールを投げたかも」

ドンブロウスキー球団社長は年齢面を懸念「選手の加齢は常に心配の種」

 ア・リーグ地区シリーズで3連敗を喫し、2016年シーズンを終えたレッドソックス。本拠地で行われた10日(日本時間11日)の第3戦、8回に登板した上原浩治投手は3者凡退に抑える投球を披露したが、チームは力尽きた。地区シリーズでは2試合無失点だった上原は、今季限りで契約満了となり、オフにはフリーエージェント(FA)となる。自身のブログでは「自分はボロボロになるまでやろうって思ってます」と現役続行の意向を示している右腕だが、地元ラジオ局「WEEI」公式サイトでは「コウジ・ウエハラはレッドソックスでの最後のボールを投げたかもしれない。もしかすると、キャリア最後のボールを」と題した記事で、今季限りの退団を示唆した。

 地区シリーズ3連敗という結果に終わり、今季限りで引退するデービッド・オルティス内野手の花道を飾ることができなかったレッドソックスで、もう一人の英雄の去就も注目されている。2013年ワールドシリーズ優勝の立役者となった上原だ。日本人右腕の契約問題は今オフの大きなテーマとなっている。上原は右胸筋の故障で一時は戦線離脱したが、今季は50試合に登板。2勝3敗、18ホールド、7セーブ、防御率3.45という成績で締めくくった。

 記事では、上原が再契約を結ぶ場合は「今季年俸900万ドルから大幅カットを受け入れる可能性が高い」と指摘した上で、「年齢面とシーズンを戦い抜く耐久力を考えた場合、退団や現役引退の可能性も存在する」と分析している。40歳右腕の去就のカギを握るのは、昨季からレッドソックス入りしたドンブロウスキー球団社長だ。「コウジは信じられないような仕事をしてくれた」と大いに感謝する一方で、「選手の加齢は常に心配の種」と年齢面に対する危惧を語ったという。

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