広島・野村が第2戦先発へ 練習試合の不安一蹴「首を痛めた影響はない」

「勢いもあるし、長打もある」とDeNA打線警戒

 広島の野村祐輔が、13日のセ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第2戦に先発する。野村は6日のJR西日本との練習試合で、首に打球を受けて降板したが、大事には至らず、8日から練習を再開している。

 JR西日本との試合では、打者1人のみで降板となり、調整面での不安も危惧されるが、野村は「首を痛めた影響はない」と言い切った。CSファイナルの先発は13年の第3戦で経験しているが、巨人相手に4回2失点で降板し、負け投手となっている。

 野村は「王手をかけられた状態だったので、全部出し切るという思いしかなかった」と振り返ったが、今回の登板に関しても「やることは同じ。自分の持っているものを全て出し切るだけ」と意気込んだ。

 練習試合でのアクシデントがあったため、実質的な実戦登板は9月24日以来となるが、「一戦一戦にかける思いは強い。(ブランクの間も)全試合勝てるように、チームはやってきている」と影響はないようだ。

 地元でのCSは初となるが、「たくさんの人が応援してくれている。いい雰囲気にしてくれるので、ともに戦っていきたい」と、初戦でも大歓声を送ったファンに感謝した。

 今季のDeNA戦は3試合に登板して0勝1敗、防御率も7.41と結果が出ていない。「勢いもあるし、長打もある打線」と警戒する野村だが、最多勝を争ったジョンソンの快投に続けば、チームは日本シリーズ進出に王手となる。

【了】

大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo

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